先日茅ヶ崎サーフでフラットを狙った際、リールから異音がして巻きも重たく感じたので、分解清掃してグリスアップしました
リールはアブ・ガルシアのスーペリア 4000SH
内容に誤りがある可能性が有ります。記事を参考にされる場合でも現物やメーカーのマニュアルの記載内容を優先してご判断下さいますよう、お願いします。
メーカーが公開しているパーツリスト
異音はラインローラーから発生
ラインローラーには毎釣行後に注油をしてますが、分解清掃はしてませんでした。
理由は、このリールには細いヘキサゴンボルト(六角穴付ボルト)が採用されてて工具箱にあるヘキサゴンレンチ(六角レンチ)では分解出来ないから。
家中を探して見つけた、恐らく2mmのヘキサゴンレンチで外せました。
分解するとラインローラー部分には水が入り込み、オイルが真っ黒😥
汚れを拭き取り、オイルを塗布し、組み立てて完成。ラインローラーにベアリングが無いのも悪くないかも😁
ここで終わるはずが、ボディ部分も同じ2ミリのヘキサゴンレンチで外せる事が判明し、分解清掃することにしました
分解に必要な工具
- プラスドライバー
- ヘキサゴンレンチ(2ミリ)
- めがねレンチ(10ミリ)
- マイナスドライバー(ベールをバラす場合のみ)
- ピンセット(あったら便利)
ベアリングリテーナーを外す
ヘキサゴンボルトで固定されてる部品がベアリングリテーナー。これも恐らく2mmのヘキサゴンレンチで外す事が出来ました。
スプールとハンドル、ローターを外す
ここまでは簡単です。
ローターを固定するナットは10mmで、時計と反対回しで緩むタイプでした。
リアカバーを外す
リアカバーは写真のリールフット部にあるネジと、写真がないのですがメインシャフトのベアリングカバーに開いた穴からドライバーを差し込んでアクセスできるネジを外したら、引っこ抜くだけです。これらはプラスネジです。
リアカバーは割とキツめにはまって外れにくいので、他にネジがあるかと随分探してしまいました😅
内部をバラす
ボディ左側からみた写真
ベアリングとその裏側にあるメインギヤとの間に数枚シムが入ってます。ベアリングの状態は良好でした。
ボディ右側から見た写真
こちら側には黒いプラスチックでできたサイドカバーがあります。
サイドカバーは嵌っているだけなのですぐに外せます。
突き出た二本のスライダーシャフトも刺さってるだけなのですぐに外せます。
サイドカバーとスライダーシャフトを外す
外すとこんな感じに。
ベアリングの左下に見えるネジを外せば全バラ出来そうでしたが、バラすと組み立てが難しそうな事もあって、今回は分解を断念。
構造はこんな感じ。イメージわきますか?
シャフトには黒く汚れたグリースがたっぷりと付いてました。
上側のほうが長いので、組み付けの際は間違えないように。
メインシャフトを外す
このネジを外すと、メインシャフトが抜けます。
メインシャフトが抜け、ワンウェイクラッチやピニオンギヤも取り外せました。
メインギヤ周辺は割とたっぷりとグリースが盛られていました。グリースは真っ黒に汚れています。
脱脂洗浄する
容器にパーツクリーナーを満たして各パーツを脱脂洗浄します。
メインギヤ周辺はバラせなかったのでボディごとパーツクリーナーに浸けて脱脂してみました。塗装に悪影響があるかもしれません。
脱脂が完了しました。細かい部分はパーツクリーナーを直接吹き付けて洗浄しました。
グリスアップ
パーツクリーナーを乾燥させ、先日購入した『ベルハンマーグリース No2』でグリスアップしました。
手がグリースだらけになってしまい、写真はありません。
元々グリースは多めに入ってたので、同様に多めに盛っておきました。
空回しした感じは以前と同様の軽さで、少しだけしっとり感がでできた気がします😍
まとめ
分解を躊躇してましたが、大して複雑でもないので、今後はメンテナンスの頻度を上げて性能を維持しようと思います。
PENNのリールとの比較
- 構造を理解すれば分解可能
- 分解にヘキサゴンレンチが必要
- ネジ類が小さく、短く、ねじピッチが細かい
- 組み立てはネジが細かい分だけ面倒
まともなヘキサゴンレンチを買わなきゃ💦
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