SUPフィッシングを最近始めた方や、近々始めようとする方に向けたお話です。
SUPフィッシングをする際はご注意を
- 茅ヶ崎の海で遊ぶ際は最低限このルールを守るようにしましょう。
- ルールに記載がなくても周りの方々の迷惑になる行為は避けましょう。
- ルールは常に最新版を確認するようにしましょう。
- 他の地域にも同様のルールがあると思いますので、事前に最新版を確認してルールを逸脱しないようにしましょう。
- 海上保安庁 海の事故対策へのリンク
- 水産庁 遊漁・海面利用の基本的ルールへのリンク
- 【衝撃データ】SUPの事故急増 へのリンク
小型船舶のルールもご参考まで
他の船舶などとすれ違うときの基本的なルールなどが分かりやすく書いてあるので、理解しておきましょう。
SUPフィッシングは危険がいっぱいです
アマゾンで安く買えるしYouTubeでもいろいろ情報があるし、SUPフィッシングは開始するハードルが低いですよね。
でも、準備不足のまま開始するのはお勧めしません。
過去に、SUPフィッシングに必要なアイテムをまとめた記事を公開していますので、よろしければ参考にしてください。
過去記事 SUPフィッシングに必要なアイテム
また、SUPフィッシングの楽しい側面だけを見ていると、想像していたSUPフィッシングと違う!ということになりかねません。
過去に、こんな記事も書いているので、お時間があれば読んでみてください。
サーフィン未経験者ならSUPスクールをお勧め
サーフィンをしている人なら経験を活かして、とりあえずチャレンジすることはできるかと思います。
しかしその他の方はいきなりSUPにチャレンジせず、まずはSUPスクールで体験することをお勧めします。
波打ち際の波(ショアブレイク)は舐めてかかるとSUPは横転し上に載せた釣り道具は叩きつけられ、破損することでしょう。
サーフィン経験者の方も、パドルの使い方は未経験だと思いますので、スクールは入って損はないでしょう。
安全第一で楽しみましょう
スクールで経験を積み、自分でも釣り道具を積まずに乗ってみて、大丈夫だと思えてから釣り道具を積んでみましょう。
しかしその前に、安全第一の観点で準備・装備を整えましょう。
インフレータブルSUPは危ないのか?
SUPには大まかに以下のような種類が存在します。
- 空気で膨らませる「インフレータブル」
- 核となる発泡材が露出している「ソフトボード」
- 発泡材などの浮力体を核として、表面を樹脂などの層で形成した「ハードボード」
その中で特にインフレータブルタイプのSUPは、パンクの恐れがあるので注意が必要です。
私もインフレータブルSUPを使っているので、気になるところです。
帰還不能に陥る可能性の高いパンクの原因
パンクの原因として考えられるもののうち、帰還不能に陥る可能性があるのと、私の対策は・・・
経年劣化による接着部分の剥離
私の対策:経年劣化を起こす前(目安として3年以内)に買い替える前提で使用しています。
サメに噛みつかれるなどで、大きな穴が開く
私の対策:万一サメを掛けてしまったらSUPに噛みつかれないよう、ルアーは捨ててラインをカットする、と対応方針を決めてます。
血抜きしようと、ナイフなどでSUPに大きな穴を開けてしまう
私の対策:SUPに穴を開けないよう、血抜きには小さなハサミを用いてます。
その他のパンク原因
魚のヒレが刺さる・フックが刺さる
私の対策:万一ヒレやフックが刺さってしまった場合は、刺さった場所を迅速にテープで塞ぎ空気漏れを止める。
私はいわゆるゴリラテープを、ライジャケのポケットや釣り道具を入れるスペースなどに分散して保管し、万一に備えています。
岩場などで尖った何かに擦って、生地が切れてしまう
私の対策:浮かんでいる時に、岩場には不用意に近付かない。
貝が付着しているところは危ないので、万一擦ってしまったら生地の状態をすぐに確認する。
リスクはゼロにはなりません。
パンクのリスクをゼロにしたい方は、インフレータブル以外のSUPをご検討ください。
目立つ色の服装・旗を高く掲げる
船と衝突するなど思わぬ事故を回避し、万一漂流した際に発見されやすいよう、服装は目立つ色にすることをお勧めします。
何故か全身黒づくめの方が意外と多いのですが、真っ黒い服装では、周りから全然見えないのでお勧めしません。
落ちても再びSUPに乗り込める服装・装備
釣り用のライジャケは海の中からSUPに乗り込むことを考慮すると最適な選択肢とは言い難いので、SUPに適したものを探すことをお勧めします。
またSUPの上が荷物で埋め尽くされていたり、多数のロッドホルダーで囲まれていると、よじ登れませんよね?
ですので、開始当初はSUPに積む釣具や装備を最小限にし、SUPフィッシングを経験しながら、どのように充実させるかを検討する方が良いと思います。
気候を考慮した服装(高温と低水温)
暑い時は熱中症の危険性があり、寒い時は低体温症の危険性があります。
いずれにしても、服装を妥協して痛い目に遭うのはあなたです。
季節に応じて、適した服装を選択しましょう。
気象に注意
風と波に加えて、雷にも注意しましょう。
便利な気象予報アプリもいくつか出ていますので、常に最新の情報を確認するようにしましょう。
あくまでも予報なので、最終判断は現場の状況を見て、自分で下すことになります。
アプリのせいにしても、自己判断をしても、痛い目に遭うのはあなたです。
素人が集まっても気が大きくなるだけかも
単独で沖に出ない方が良いと言われますが、逆に素人が集まって気が大きくなってしまうと本末転倒なので、注意が必要ですね。
最後に頼りになるのは自分自身です
突然のSUP不具合や天候急変に遭遇しても、何をどうするかを判断するのは自分自身です。
最初のうちは経験者の判断に頼る、でも良いかもしれませんが、経験者が初心者を連れて行く場合、非常事態が起きないような状況を選ぶのが普通で、非常事態への対処については積極的に聞かない限り何も学べない可能性が高いです。
非常事態が起きないような範囲で経験を積みつつ、非常事態が起きてしまったらどうするかを各自が考え、対策する必要があると思います。
万一の際に他人の助けを借りることも想定した方が良いです
具体的には、捜索時に見付けやすい色の服を着るとか、引き揚げやすいように余計なものを身につけないとか、水に濡れてもスマホを操作できるようにしておくとか。
特にスマホは、浮くタイプのスマホケースに入れると操作がスムーズです。
SUPフィッシングに不向きな方
SUPフィッシングは残念ながら、万人向けではありません。
濡れるのが嫌な人、もっと多くの釣具を満載したい人、もっと沖で釣りをしたい人、もっと楽な手段が良い人・・・
SUPフィッシングなら初期費用が比較的安価なので 、お試し体験にも向いていると思います。
でもお試しだからといって、安全面を手抜きしないようお願いします。
管理人お気に入りのSUPフィッシング用品
SUP
最初の一本には、AquaMarina(アクアマリーナ) DRIFTをお勧め。
「SUP」や「SUPの上で釣りをする」ことに慣れるには、安定性が高いSUPをお勧めします。
ステップアップには、WOWSEA Flyfish F2をお勧めします。
運動能力や体力に自信がある方は、最初からこちらを使っても良いと思います。
アクアマリーナDRIFTより劣るものの十分な安定性があり、幅が広すぎない分漕ぎやすいです。
もっと速く漕いでみたいあなたには、WOWSEA Traveller W1をお勧めします。
漕ぎ手次第でより早く漕げるようです。
パドル
適切なブレード形状を有するパドルの中でも、非常にリーズナブルなairSUP アルミ・3ピース・パドルをお勧めします。
SUPに付属するパドルに満足できない場合、選択肢の多くはSUP本体に迫るようなお高いもの。
こちらは安価ですが使い心地が良く、満足できます。
フラッグ関連
SUPフィッシング中に自らの存在を周囲にアピールして事故を未然に防ぐには、フラッグを高く掲げたいところ。
ワタクシはお安い釣竿【オルルド釣具】 コンパクト延べ竿「ノベルドA」2.4mを旗竿に流用してます。
SUPに増設したロッドホルダーKOZEEY360度 調整可能 カヤック 漁船 レール側 マウント ロッド ホルダーに、フラッグを掲げています。
旗も高品質なものTOMAC 紐付色旗 ポリエステル IHP-03-05 赤 35×45㎝が格安で入手可能です。
魚探関連
釣果向上とともに、自らの移動速度や流されている速度と向きをリアルタイムに把握することができるGPS魚探は、SUPフィッシングをより安全に楽しむうえでもお勧めです。
ワタクシは、Garmin (ガーミン) ストライカー プラス 4を使っています。
海底の様子を等深線図として記録でき、位置の登録をすれば、自分だけのMapを作ることができます。
もちろんGPS付きなので、速度や方向もリアルタイムに把握できます。
魚探は12v駆動ですが、小型軽量化のためモバイルバッテリーで稼働させたかったので、WITRN PDC003 USB-C PD トリガーケーブル 電源ケーブル DCプラグ 5.5mm/2.5 2.1mm 12V を用いて、モバイルバッテリーから12v出力をさせています。
このケーブルは、12v出力が可能なUSB-PD対応のモバイルバッテリーと組み合わせるものです。
魚探付属のケーブルとトリガーケーブルの接続には、KAUMO DC電源コネクタ 外径5.5mm 内径2.1mm を用いました。
魚探の電源関連一式は、サンコー ハンディボックスMT(セット) 青 に収めています。
大きさ的にモバイルバッテリーと電源コードを収めるには丁度良いですが、防水ではないので、ジップロックそっくりな袋を使って電源回りの防水をしてます。
魚探本体はこの箱の上に固定しています。
ランディングネット・フィッシュグリップ
50㎝程度までの魚なら、軽く、取り回ししやすい、クロスファクター(CROSS FACTOR) ランディングネット ランガンラバーネット AFV002 をお勧めします。
ワラサクラスや大型のタチウオ、サワラなどを狙う場合、プロックス(PROX) ラバーランディングネット19型 をお勧めします。
フィッシュグリップは、1091(イレグイ) フィッシュグリップ をお勧めします。
操作が軽くてしっかりしており、ホールド感もばっちり。
それでいて安価なのに、全然錆びずに調子よいです。
ロッド
100gくらいまでのジグをゆったり目に動かしたり、タイラバをする際には、ジギンガーZ 1.5mスピニング/ベイト兼用 をお勧めします。
1.5mという短さと絶妙なリール位置が効いてジグのしゃくりが異様に軽く、特に太刀魚ジギングでは、疲れに大きな差が出るので手放せない1本になってます。
スピニングリールを用いて150g程度までのジギングには、メジャークラフト New ソルパラ ライトジギング SPXJ-S64M/LJ をお勧めします。
77cmの真鯛がヒットした時もロッドのパワーが勝り、安心してやり取りができました。
軽めのルアーは気持ちよくキャストできますし、60g程度のジギングも気持ちよくこなせるロッドです。当然こちらも安価です。82cmのブリも何とかキャッチできました。
SUPでアマダイ釣りをするなら、PRO MARINE バトルスティック攻タコ150 をお勧めします。
このロッドはタコエギと錘をリズミカルにしゃくれるパワーと先調子を備えているので、水深100mで50号の錘で海底をトントン叩くのは朝飯前ですし、当たりもしっかりと取れます。一般的なアマダイ仕掛けではハリスが長くてSUPの上では扱いが難しいですが、短ハリス仕掛けにすると、このロッドとの相性もよく、SUP上でもアマダイ釣りが捗ります。
お手軽にタイラバにチャレンジしたい方には PRO MARINE PGワンダーショット20-150 をお勧めします。https://amzn.to/3xvnJ4p
送料込みで4000円しなかったこのロッドは、グラスのワンピースロッドです。
ワンピースとはいえ全長150cmですので、スピニングのジギングロッドと同じくらいの仕舞い寸法です。
タイラバでは水深80m位まで、100g位までのヘッドが使い心地が良いですが、水深100mエリアで120gのタイラバを使ってもしっかり釣果が上がります。
竿尻からリールフットまでの距離がスピニングのSLJロッドと同程度、ジギンガーZより10cm位短かく重いジグをしゃくるのは苦手な感じですが、タイラバをするにはちょうど良いと感じます。
リール
スピニングリール
ドラグ性能が秀逸なPENNのリールをお勧めします。
特にSlammerシリーズは、頑強なフルメタルボディと、IPX6の高い防水性能を誇り、過酷なSUPフィッシングでも安心です。
Slammer 4 4500 は、ライトジギングロッドとの組み合わせで青物とのファイトも不安がありません。
また、 Slammer 4 DX 3500はライトな釣りから青物まで幅広く対応。ステンレスギアに変更して耐久性をさらに高めてあるので、ガンガン使えます。
以前は2500番のリールも使っていましたが、巻取り量やパワーが若干足りないと感じたので、SUPフィッシングには3~4000番のリールが丁度良いと思います。
両軸リール
左ハンドル、ドラグ作動時のクリック音、フォール中も追随するレベルワインダー、PE1号を400m巻けるラインキャパシティ。
これらを実売1万円程度で入手できる、テイルウォーク タイゲーム ワイド VTN 64BL をお勧めします。
元々ディープタイラバ用に発売されているリールなので、タイラバはお手のもの。
もちろんジギングに使用しても、問題ありません。
私は40号の錘を使ったアマダイ釣りにも活用してます。
非常に使い勝手が良く気に入っており、活用範囲を広げていくつもりです。
PEライン
PEラインはエックスブレイド(X-Braid) スーパー ジグマン X8 300m 1号/20lb にしてからライントラブルが激減しました。しかもかなり長持ちします。
価格も高すぎず、コスパはかなり優秀です。
お勧めです。
太刀魚ジグ
太刀魚には 鏡牙ジグばかり使っていて、他のジグは出番がありません。
この手のジグの中では安価な方なので、各色揃えるにも便利なラインナップです。アシストフック
アシストフックは自作しています。
アシストライン
アシストフック
- タチウオジグにはLサイズ、TGベイトやダイソージグなどにはMサイズを使用中ですが、Lサイズに統一するかも。
- シーブレイド10号との組み合わせでは、アシストラインが絡むこともなく、快適です。
- タイラバ用には、チヌ針5号を使用
- シーブレード8号との組み合わせで、快適に使用できます。
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